2012年6月6日水曜日

石巻市のがれきの量

先立て宮城県の市町別がれき量の見直しが発表された。
当初は全体で1,107万tだったのに対して、431万t少ない676万tになった。
その内、石巻市は273万t少ない308万tである。
当初沿岸部の被災した家屋はすべて解体し、かさ上げをすることに決まっていたが、地区により修復して住めることになった。そのため相当数の減少につながったわけである。
しかし、これだけのがれきの量があちらこちらに散在し、焼却してもその焼却灰の処理にも問題があるので、たやすくは安心できない。
しかも家屋の現地再建が地区によりバラバラなので、かさ上げも一向に進まず、復興整備計画の見直しも余儀なくされる。
今後は、いかにして早期な処理と再建を住民とどのように進めていくのか?集落全体が消滅してしまうケースも考えられるので、定期的な住民説明会で具体的な方向性を示していただきたい。