2012年10月16日火曜日

高橋水産の現状

何もかも流され消失した跡地に、昨年暮れプレハブを建て地元住民の手伝やボランティアの助け
を借りて再建にこぎつけた、高橋水産がある。
工場は三陸の津波の教訓を踏まえ10mの高台にあったが、それでも津波が押し寄せ何もかも奪っ
てしまった。
途方に暮れている中、お客様からの声援が再起を促し、8か月後には出荷が出来るようになった。
ここ三陸で取れるワカメやひじき、とろろ昆布、まつもは絶品である。
遠く関東にも出荷され、お客様の信頼は厚い。
しかしまだまだ震災前の状況には至らず、機械もそろわず手作業の状態だ。
特に今年のひじきは岩場に着きにくく、あまり多くは取れていない。また湯がいて自然に乾燥さ
せるので、時間も手間暇もかかる。
年内には出荷できるというが、『三陸の美味しい食べ物をお客様へ真心を込めて届けていきたい
』と語っている。