東日本大震災において、宮城県内の神社931社で被害が発生している。
内陸部では参道や鳥居、灯篭などの落下や神殿そのものに被害があり、宮大工や灯篭職人の減少から復旧にはなお時間がかかりそうである。
一方沿岸部では神社自体が流失した地域もあり、再建は今もなお困難な状況にある。
各神社では鳥居が被害を受け再建するところもあるが、石鳥居が被害したところは時間的な問題や費用の問題などで木鳥居にするところも出始めている。
神社は地区住民からすると守り神である。
家内安全、交通安全、商売繁盛、心願成就、病気平癒、合格祈願、安産祈願などがあり、沿岸部では、海上安全、航海安全、大漁祈願などがある。
しかし今では、どこの神社も復興祈願で参拝する住民がほとんどである。