2012年5月5日土曜日

高橋商店作業風景

3.11の津波により被災した高橋商店が、3月末日に養殖ワカメの出荷にこぎ着け、GW連休も返上で得意先や全国の注文者への作業で追われている。
震災で倉庫や工場が被災し、何一つなくなった状況からここまで立ち上げることになった経緯は並大抵のことではない。
多大な借金を抱えてまでの創業は、やるべきなのか?いっそ店じまいをした方が楽ではないのか?と半年間悩んだ末の決断であった。
ワカメやヒジキ、とろろ昆布が食べたいと、全国から寄せられた励ましの電話や手紙をいただき、お客様の声が高橋水産の復興に力付けをしてくれた。
今や2代目社長が営業に駆けずり回っている。石巻市はもとより、仙台市や大崎市でも三陸産ワカメとしてスーパーや商店街などで販売されている。

9月には、天然もののヒジキが収穫できるという。
1年半もの時間が経ってしまったが、楽しみにしているお客様のためにも、雄勝町の特産物を届けることができると、一家総出で作業に追われている。