体育館の裏側にランドセルが積み上げてあった。
150個もの泥をかぶった赤やピンク、黒などの行き先のないランドセルだ。
今回の震災で多くの命がなくなり、夢や希望をたくさん持った命がなくなった。
その家族、その両親、その子供。
私たちにとっては、かけがえのない未来の子供たち。未来にとっても、かけがえのない宝物。
1年前の震災の記憶は、子どもたちにとっては決して忘れられない出来事になった。
沿岸部の学校では、毎年1回避難訓練をしている。「地震があったらすぐ高台に逃げなさい」という昔からの言葉は聞いたことはなかったのだろうか?
沿岸部で育った先生はこのことは良くわかっている。しかし都会で育った先生はどうだったのであろうか?1回の訓練で何がわかるのだろうか?頭でわかってても体では覚えられない!
これから将来にわたってこの時代を生き抜いていく子供たち。皆様の力で支えていただきたい。