石巻は全国でも有数の水産業の町として知られている。
石巻漁港の水揚げ高は2010年度は13万トンで全国で3番目の位置にある。
しかし震災の影響で町は壊滅し、2011年度は16%台の2万トンと激減している。
特に魚町地区では津波により工場が全壊、再建の目途すら立っていない状況だ。
その上に1mもの地盤沈下で、満潮時になるとマンホールから海水が逆流してくる。
そのためかさ上げ工事を行う予定だが、被災した工場の撤去やそのがれきが壁になり一向に復旧が進んでいない。
漁港の再建は水産加工会社と直接結びつき、雇用の確保にも繋がってくる。
2013年度末までの漁港施設等の復旧の目途といわず、早く地域雇用の貢献に繋げていただきたい。