港湾整備が進む中、防波堤付近には震災した船のがれきが未だに残っている。
2t、3tクラスの船の山や、桟橋などが山積みされ、まだまだ先が見えぬ現状が続いている。
渡波港は、よく釣り客が朝早くから訪れ、投げ釣りや釣り船で沖合に出掛け、大物釣りをするスポットとして有名である。
アイナメやイシガレイ、マコガレイなどが釣れていたが、震災以降の話は全く聞こえてこない。
海底岩盤が下がり環境も変化したようで、以前のような魚は入なくなったと話す町民も多い。
震災以降、地上でも海底でも生物は生きていくのが必死だ。この環境下で、生命は後世に受け継がれていくのだろうか?