といわれてもピンと来ないかもしれませんが、東京駅の屋根材に使用されていることがメディアで取り上げられたり、雄勝硯というブランドといえば聞いたことがあるかもしれませんね。
雄勝硯は室町時代から続いていると言われ、約600年の歴史があるそうです。
しかし、3.11の大震災の影響で、この地に残り携わっている職人はわずかの2人だけです。
この地を余儀なく離れ他地域で作業している方もおりますが、後継者が育たない環境にあります。
硯職人の遠藤弘行さんは、この地に残り「エンドーすずり館」を高台に仮工房を構え、作業を復活しました。全国からの注文を受け、一刀一刀丁寧に彫り、愛好家からも大変喜ばれています。。
硯石の呼び名の、鼠、白石、黒石の3種類を巧みに分け、芸術的な作品を彫り続けています。
まだ復興は始まったばかりです。全国の皆さん、雄勝に来ましたら是非寄ってみてください。