2012年2月24日金曜日

がれきを運ぶ大型トラック


ここは石巻湾付近。
道路はがれきを乗せた大型トラックが行き交い一日中混雑している。仮置き場は山のように積み重なり今後の最終処分問題如何では、がれき撤去が進まず復興計画も棚上げになってしまう恐れがある。
「がんばろう東北!」「がんばろう宮城!」に全国の支援者から多数の義援金や支援金をしていただいている。人々が助け合い“絆”を深めていこう!といいながら、他県のがれきを受け入れる余裕がないなどと拒否する自治体が続く。
このまま続けば国として海外での対応が求められる状況になるのではなかろうか。そうなれば更なる日本への不信感が高まってくる。日本製の買い控えや観光の低迷、そして日本経済の更なる停滞が続く。このことは絶対に避けなければならない。
日本全体が一つの輪となり復興に向け“絆”という言葉をしっかりと受け止めていかなければならない。

2012年2月8日水曜日

松厳寺ピザ炊き出し日程変更のお知らせ

2012年2月12日(日)11時からの日程が変更になりました。
2012年2月13日(月)11時からの日程になります。
被災地を元気づけようと真のナポリピッツァ協会日本支部の方々が集まり炊き出し活動をしてくださいます。
日程が変わってしまったけれど、皆さん集まってください!よろしくお願いします。

雄勝硯伝統産業会館新館

雄勝町は玄昌石の産地である。
スレートととして屋根や壁面に施している町としても知られている。また硯は日本一の生産地でもある。400年の職人技が光る伝統ある硯は伊達正宗公に献上したことでもよく知られ、愛好者も多い。
しかし今や町は跡形もなく消え去り、道路端には家の土台が残っているだけである。
雄勝硯伝統産業会館新館はこの震災で4階床まで海水に浸かった(写真上部中央窓枠下部まで)。2階・3階は展示品が飾られていたが跡形もなく流失した。特徴のある屋根部分はスレートと銀色のチタンで覆われ、その部分だけが残っている景観は痛々しい。
早期な町の復興とともに、この伝統ある硯を皆様の力で支援していただきたい。

2012年2月6日月曜日

雄勝町から名振に抜ける道路


沿岸部を走るといたるところに黒い大きな土嚢が並べられている。地盤沈下のため道路面に海水が流れて来ないための応急措置である。
東日本大震災で道路の陥没や土砂崩れ、また地盤が1m沈下したうえに、津波により防波堤が決壊、満潮時にもなると道路が冠水し通行を妨げている。
私はよくこの道路を利用する。仙台から石巻、釜屋を通り雄勝峠を越え荒浜に行く。この辺りは車がなければ隣町にもいけないところだ。
間もなく11ヶ月が経とうとしている。今年はやけに寒さが厳しく風が凍てつくようでかにかんでしまう。早く暖かくなればと思うが、間もなく1年。3月11日である。 
(土嚢の右側が道路が走っている)

2012年2月5日日曜日

お気持ちお届けしまーす!プロジェクト

25日(日)石巻市湊の松厳寺境内にて支援活動を行った。
食べ物から衣類、食器類、日用品などありとあらゆるものがそろっていた。必要なものを直接被者に届けることが大切であり、気持ちをつなぐことが必要であると、このプロジェクトが立ち上がった。
毎月1回県外や東京からの支援者が来て活動をしている。被災者が何を必要としているのか直接聞き、次回の活動に反映している。住民は大変感謝をしており、毎回楽しみに待っている。
もうじき11ヶ月がこようとしている。まだまだ被災者には支援が行き届いていないのが現状である。
日々支援物資が変わっていく中で、今必要としているのものは何かをネットワークを通して支援活動に携わっていきたい。
一人でも多くの方の笑顔が見られますように!

2012年2月4日土曜日

臨時災害対応局

宮城の地では3.11の東日本大震災以降、地元地域での臨時災害放送局が開局している。
1局はすでに廃止しているが、11地域での放送が行われている。そのうち3局が地域名ではなく他の名称で放送している。
塩竈市:BAY WAVE 名取市:なとらじ 山元町:りんごFM と地元に馴染んだ名称である。
今ではサイマルラジオでネットからも聞こえるため、わざわざその地域に行き必要はない。ただしパソコンを持っていない方や山間部であるため電波障害で一部聞こえない地域もある。
高齢者など被災者にとっては死活問題となるため早急な改善策が必要である。
サイマルラジオ:http://www.simulradio.jp/

2012年2月3日金曜日

ペットの命

家族一員のペット。震災の影響はどうだったのであろうか?知り合いに聞くと、「動物管理センターでは相当預かっていたし、処分も結構早かったよ」と聞く。瞬く間に施設が一杯になり殺処分しなければ対応しきれない状態が続いたためである。
沿岸部では、犬や猫と暮らしている方が多い。一緒に逃げられた方、やむなく置き去りにしてしまった方、津波が去ってから捜索している方、ボランティアで預かっているのではと連絡する方など、ペットたちは私たちにとっては計り知れない家族一員なのである。
人間が昔から飼っていた犬や猫、鳥もそうである。私たちにとってはかけがえのない存在なのである。人間だけでは生きてはいけないし、かといって今の世の中はお金ですべてがそろってしまう。人間の勝手で都合が悪くなれば放り出してしまう。何と都合の良い話であろうか。
震災で生き残ったペットたちは、どこで暮らしているのであろうか?早く里親になってくれる方を探しているのではなかろうか?