2012年3月4日日曜日

仮設住宅の集会所

宮城の仮設住宅戸数は406か所で22095戸数ある。そのうち集会所が321か所あり割合は14%であった。
石巻市は131か所で7297戸数あり、集会所は114か所で15%であった。しかし雄勝町は集会所がない。そこにはボランティア活動も少なく、物資の配布も当然少ない。コミュニケーション活動とはいうが、結局は地元の町内会長が先頭に立ち1件1件挨拶していくのが精一杯である。
集会所を借用し活動しているNPO、団体そして個人もが、様々な活動をしながら被災地住民とのコミュニケーションをはかり続けている。しかし集会所が「ある、なし」で地域格差が生じてきているのは確かで、仮設住宅地に最低一つはあってほしいと願っている。今後の課題の一つといえるのではなかろうか。
あの未曾有の大災害より間もなく1年が経とうとしている。この1年で様々な問題が生じ棚上げになったものも多かったが、早急に被災地の立場で物事をとらえていただきたいと願う。