2012年3月17日土曜日

刻まれた時計

名取市閖上中学校の時計が2時46分で時間が止まったまま1年が経った。
高台移転の確保ができず、浸水区域にかさ上げし新設する計画だ。
今は別の学校を間借りして授業を再開しているが、新校舎完成までは2年はかかりそうである。
被災した小・中学校では応急的な仮設校舎や別学校の間借りしての授業再開を行っている。
小学校では仮設校舎で11校、間借りでは22校。
中学校では仮設校舎で9校、間借りでは8校にもなっている。
また学校再編の動きも出ており、統廃合の加速化が進みそうだ。
仮設や間借り地区は住み慣れたところとは全く異なり、遠く交通の便や子どもたちの精神的な不安、家族の不安が残る。
安全な安心な街の復興計画案が各地域で徐々に取りまとめられているが、一体何時になるのか不安のままだ。