2012年10月9日火曜日

ススキ

がれき撤去後の荒廃した地域に、ススキが生い茂っていた。
今年の猛暑の夏からは一変して秋がやってきたようである。
秋の澄みきった空に生えるススキは、少しものさびしい感じがする。
至る所に生え、いつもお辞儀をしているようで悲しい。
この辺り一帯には、雑草が一面に生い茂り、草刈りも大変だ。
ボランティアが中心に除去しているところもあれば、お爺さんお婆さんがせっせと草刈り鎌をもって後片付けをしているところもある。
ここで生きるか第二の土地で生きるかは、それぞれの判断ではあるが、長年住み慣れた土地や住居を離れるのは誰しもが辛いことだ。
秋の夜長にお月を眺めると、ふと目頭が熱くなってしまう。