2013年4月1日月曜日

雄勝町石神社

 先日、実家の地名の由来を聞きに行こうと、葉山神社 石神社(いそのじんじゃ)の千葉宮司さんに会ってきた。
雄勝町の地名は、名振、大須、大浜、尾浦などあるが、よくよく聞いてみると、こういういわれでその名がついたのかと驚く次第である。
石神社は、山岳修験者の霊場として石峰山山頂に鎮め奉られている。社伝によれば、およそ1800年前(神功皇后の時代)の創祀とされ御祭神は交通の安全を守る海の女神である宗像三女神の端津姫命(たぎつひめのみこと)を祀り、海上交通の発展により金華山と共に南三陸の漁場を守護し漁師らに信仰されてきた。参拝道には数々の伝説の地が今なお残され、文献が一時津波で流失したが大事には至らず、東北大学で調査・研究されている。
 帰り道、境内高台の木々が生い茂るところから大浜湾を望んだが、そこの土手には少し遅咲きのふきのとうが生い茂っていた。
 浜付近は、風当たりがよくこの時期は仙台との気温差は5度くらいある。桜も10日くらいは遅く咲くだろう。
 この時期は多種多様な植物が芽をだし、成長し、花になり、実になり、子孫を残していく。
 人間もこれを期に、記録を残し、風化せず、後世に残せるよう、皆が力を合わせていかなければならないことを改めて知る。