2013年4月6日土曜日

石巻市の災害公営住宅

 元日赤病院跡地に建てられる整備された災害公営住宅地である。広大な敷地に158戸の共同住宅が作られるが、着工予定が2013年10月、完了予定が2015年3月である。
 石巻市は4000戸の整備計画を打ち出している。
 蛇田地区は700戸から850戸、中心地区は510戸から760戸と旧整備計画よりも大幅に戸数を増やしている。では他の地区はどうなのかと思い調べてみた。そうすると牡鹿地区は550戸から240戸、雄勝地区は250戸から160戸と極端に減少している。
 アンケート調査を受けての結果のようだが、どうしても津波が来なかった地区や買い物などに便利な地区に移り住みたいという住民の意向があるようだ。
 震災から丸2年が過ぎ、最終的に災害公営住宅の完了が2018年までかかってしまう。それまで当然仮設住宅などに入居し続けなければならないのは、大変つらいことである。
 蛇田はベットタウンとして、石巻バイパスが完了してから栄えてきたところであるが、更にニュータウンとして再開発もされてくるだろう。
 一方中心地区や半島地区は、震災の影響や郊外へのニュータウンの影響で更に人口が流失してしまう恐れがある。
 萬画館で街おこしするのも継続が難しく、他の対策もいまだにない状況だ。
 この時だからこそ次の一手二手が必要になってくる。あらゆる方面に目を向け、耳を傾け、行政と住民のコラボで街の活性化を進めて行く必要がある。