2013年4月8日月曜日

解体作業を待つ住宅

 昨年末までに行政が震災の影響で半壊もしくは全壊住戸の解体を申請させた。この番号が、解体許可が下りた住宅である。
 年度末までには解体終了予定であったが、まだ沿岸部では許可番号が下りていない地区もあり、今年度まで長引きそうな感じがする。
 復旧・復興にあたり、行政はごてごてしており、住民感情が穏やかではない。
 この家の持ち主も、3月には解体できると言っていたが、5月までかかりそうと連絡がかかってきた。この辺りではアスベスト問題があり、業者の指名競争入札にも相当影響が出てきている。その上、家屋に人が住んでいないことから、ネズミの発生が著しく、衛生管理面での問題が生じてきている。
 行政は人員不足があり、入札の不調といったところまで影響し思うように着手できていないとしているが、住民側は待ってはくれない。
 より復旧・復興の度合いを上げなければ、計画で終わっ
てしまう恐れがある。
 国の整備計画は10年だ。丸2年が過ぎ残りはあと8年。
 是非計画を守っていただきたい。