2012年9月20日木曜日

被災自動車の処理

まだまだ進まぬ被災自動車の山がいたるところにある。一時期よりは少なくなっているが、まだ多くの自動車が散乱している。
広域処理により県外に搬出する場合や、県内外のリサイクル業者に処理をする場合がある。
自動車メーカー側での処分はどうなのであろうか?見ない部分がある。リサイクル法に基づき処理しなければならないとあるが、この想定外の震災で処理は一向に進んでないと言える。
リサイクル業者は、各市町村からの入札を受け、一番高値を付けた業者に依頼する。
自動車リサイクル法による処理となるが、県内外のどこの場所で処理されているかさえ見えない部分がある。入札結果を見てくださいと言われればそれまでだが、メディアでも大きくは取り上げてはいない。
リサイクル業者はパーツごとに取り外し、それらを中古パーツとして販売する。また自動車整備業者や、海外のバイヤーに提供したりする。
本体の解体処理は鉄・非鉄部分や廃車ガラに分別し、今度は破砕業者に引き渡される。そこから、日本での加工や海外での加工と工程が入ってくる。
これは何処で処理されているかさえ、もはやお手上げである。
一般ごみなどのがれき処理については、県内外や広域処理などをし、放射能が検出され問題でなかったことを公表しているが、被災リサイクルについても、最終処分までの公表をすべきである。