2013年3月13日水曜日

日和山から日和大橋を望む


 石巻市は日和山に行ってきた。
 小さい頃は門脇から歩いて5分もすれば登れたが、今は息はハァハァだし、おしりの筋肉が笑ってしまって20分もかかってしまった。夏休みともなると叔母のところに行き、公園で遊んでいた記憶がよみがえってくる。
 お目当ては、「鹿」である。ポッケにオジャガシ(お菓子)を詰め込んで遠くへ投げては遊んでいた。懐かしい限りである。
 8月1日は石巻川開大会があり、北上川中州造船所辺りから打ち上げられる花火を満喫したものだ。トミギ(トウモロコシ)や大判焼きを食べながら、ワイワイガヤガヤと駆け回っていた。

 前方の橋は、日和大橋。33年程前に開通したが、当時は普通車で150円の料金がかかっていたと思う。地区住民からは「たかが1キロ橋を渡るのにお金とるなんて」という声もあがっていた。
 手前は門脇、奥は魚町、湊町辺りである。建物はまばらで、宅地跡の何もない光景が痛々しく寂しい。
 水平線に浮かぶ島は、中央が猫の島の田代島、左側のほのかに霞んでいるところが網地島である。ここからは金華山は見えない。
 あと何年すればこの気持ちが落ち着くのだろうか?
 まだ先が見えぬこの現状。後世のためにもしっかりと記憶に残さなければならない。
 一つずつ前へ進んでいかなければならい。
 そう誓った!