2013年3月28日木曜日

足形すずり


 雄勝町で伝統の硯を手がけて27年、硯職人の遠藤弘行さん。
昭和61年に独立をして「すずり館」を開業し、河北工芸展はもちろんのこと、様々な工芸美術展に入選している。
 硯だけかと思っていたら、これは誕生記念として赤ちゃんの足形を玄昌石に彫ったもので、表には四季の花が彫刻されている。
 この企画は震災前から行っていたのだが、ここに来て注文が殺到して来ている。
 もともと雄勝町に駐在していた警察官が、赤ちゃんの誕生記念として彫ってほしいとの要望があり、それ以来、注文を受けての彫刻となっている。
 遠藤さんの作品には、様々な彫刻を施し使い手側にもその良さが分かる。
 硯だけではなく、文鎮や小物入れなど種類は数多い。
 場所は、雄勝町硯会館(間もなく取り壊される予定である)の近くで、手製の看板が土手沿いに掲げられている。
 工房のすずり館は仮設で手狭いが、一級品の伝統工芸品のすずりなどが展示してあるので、この休日は是非立ち寄ってみてください。
 (すみません!画像がぼけちゃってましたm(_ _)m)